
台湾のウイスキーとして世界中で注目を集める、KAVALAN(カバラン)蒸留所。
その中でも、比較的に手頃で入手しやすい『コンサートマスター シェリーカスクフィニッシュ』
バーボン樽で熟成させた原酒をスペインの厳選されたシェリー樽で追加熟成させる製法で作られています。
異なる2つの樽でどのような仕上がりになっているか気になります。
評価

・香り
間違えて、高級ブドウジュースを注いだかと思いました(大嘘)
チョコやショコラのようなビターな甘さと酸味を伴った甘いフルーツ。
シェリー樽由来の赤黒い果実の酸味が前面に強く出ていて、
若干の甘さとモルトを感じました。多分、酔ってたら分かりません。
・味わい
ブドウを噛んで果汁がはじけたようなジューシーな爆発感。
飲み口はさらさらとしていて、控えめなシェリーの渋みがあります。
KAVALANらしいパイナップルを思わせる南国系の複雑なフルーツの味わいもあります。
スパイスのニュアンスもあり、ハーブや洗剤っぽさを感じる瞬間もありました。
・フィニッシュ
歯にブドウの皮が挟まってるのかと思って探してしまいました。
フレーバーはすぐに消えて、シェリー樽ならではの渋みが残りました。
余韻というよりは後味が残るイメージで、甘く、長いフィニッシュです。
おすすめの飲み方
・ストレート
ストレートでジューシーなフルーツ感をそのまま味わうのがおすすめです。
様々なフレーバーが混ざり合ったカバランらしい複雑さを感じられます。
ただ、ハイボールやストレートにしてもシェリーの渋みが目立つことはなかったです。
チャーム(おつまみ)提案
・ビターチョコレート
カカオの苦味とウイスキーの甘みが引き立て合い、フルーツのアクセントのある、深い味わいになります。
・ブルーチーズ
塩気と濃厚な風味がウイスキーの甘さと交わります。
☞ 筆者の選択(ローストビーフ)
ジューシーな肉の旨味やグレイビーソースの風味が
ウイスキーの持つドライフルーツやナッツのようなコクと調和。
華やかさと微量のスパイシーさで脂をさっぱりとさせてくれました。

複雑なフレーバーをシェリーで覆っているウイスキー。
飲む度に異なる顔を見せてくれる ”KAVALANらしさ” は健在で、シェリー以外にもハーブやショコラのニュアンスを感じられます。
カバランという時点で、間違いなく好き嫌いが分かれると思いますが、その中でも特徴的なコア向けウイスキーで、代わりのいない一本とも言えます。
私個人は他のカバランの方が好みですが、これが好きな人も絶対いると言える一本でした。
ベリー・ドライフルーツ系の軽いウイスキーが好きなら、挑戦するべきウイスキーです!!
